ビルの各スペース(各フロア)に対してSAML設定をするにはいくつか方法あります。運用や用途に応じて最適な方法をお選びください。
用途・特徴 |
設定方法 |
ご留意点 |
- 全フロアに対し同等のアクセス許可設定をする
- 1つのIDPアプリで管理する
- 各ユーザーのフロア移動時にアカウント再認証が発生しないようにする
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1. 1つのスペースでSAML認証を設定
2. 他フロアへ引用設定を実施
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- アクセス許可するユーザーを、フロア単位では制御できず、IDPのアプリに追加したすべてのユーザーが、すべてのフロアにアクセスできます。
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各スペースにそれぞれSAML認証を設定 |
- 各ユーザーがフロア移動する際は、毎回アカウント認証を行う必要があります。
- IDPのアプリは、スペース数に応じた数を用意する必要があります。
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- フロア単位でアクセス許可するユーザーを制御する
- 各ユーザーのフロア移動時にアカウント再認証が発生しないようにする
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1. 各スペースにそれぞれSAML認証を設定
2. アクセス許可設定にIDPアプリに追加しているユーザーのメールアドレスを追加
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- IDPのアプリは、スペース数に応じた数を用意する必要があります。
- 各ユーザーはSAML認証以外のログイン方式も利用可能です。
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- スペースの上位にあたる組織に対してSAML認証を設定
- 各スペースへの設定が不要
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AzureAD(組織向け)設定を実施 |
- 本機能は実証実験として提供して提供しており、お申し込みが必要です。
- 利用可能なIDPはAzureADのみです。
- ビルの各フロアが同じ組織に属している必要があります。
- 各スペースのアクセス許可、ブロックリストに該当しないユーザーは本認証方式でアクセスできません。
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Tips