シンクライアント/VDI環境でのサービスの利用

シンクライアント/VDI環境にてoviceを利用し、oviceの動作を遅く感じたり、oviceを利用することで他のアプリケーションの動作が遅くなるといった事象が発生する場合、以下の内容をご確認ください。

 

遅いと感じる原因

oviceは他のウェブ会議サービスと比べ、スペースの背景画像、アニメーション、スペース上でのアバター移動など、音声や映像による他者との会話以外にも、同時に多くの処理が実行されています。また現在の仕様では、カメラをオンにした場合に多くのリソースが使用されます。そのため、シンクライアント環境では処理に時間がかかり遅延を感じることがあると考えられます。

また、oviceのスペースにて会議を行わず待機している状態では、ほぼCPUを使用しない設計となっており、他アプリケーションの利用に支障をきたすことは考えにくいですが、GPUメモリは200MBほど利用する場合があるため、利用環境によってはGPUメモリが枯渇してしまっている可能性があります。

 

遅さを軽減する方法

シンクライアント/VDI環境を使用する必要がある場合は、以下の項目を確認してください。

  1. 端末側で使用するリソースを小さくする
    例えばoviceの設定では、背景画像を小さく、アニメーションや画像のデータを少なくすること、oviceの機能では、必要な時のみカメラ機能を使用することが挙げられます。その他に端末自体でできることとして、利用していないブラウザタブは閉じる、使用しないアプリケーションは閉じる等の対策を行うことが挙げられます。
  2. サーバー側のリソースを引き上げる
    サーバー側のリソースが少ない場合、シンクライアント全体に影響が生じます。例えば、自分自身がメモリ負荷のかかる作業をしていない場合も、同じサーバーを利用する他のかたがビデオ会議など高負荷な作業をしていると、サーバー側のCPU、GPUが占有されてしまい、動作が遅く感じます。このような事象は、サーバーリソースの増強により解消します。

 

仮想マシン推奨スペック

oviceの標準機能をシンクライアント/VDIの仮想マシン上で利用する場合、下記スペック以上の仮想マシンを使用することをおすすめします。

  • vCPU :8コア
  • メモリ:16GB

※あくまで弊社環境で検証した結果により定めた推奨スペックとなります。お使いの環境(シンクライアント/VDIサービス、ネットワーク、ハードウェア等)によりパフォーマンスに違いがでる可能性があります。

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